襖は、和室に設置される間仕切建具です。
襖の特徴は、材質が木などで作られており、枠に紙や布を張り、引き戸が設けられているので、軽く、引違いで動かせ、表の紙を張り替えることで印象が変わることです。また、襖は浮かし貼りという手法を行うことで、中央部が浮いた状態になり内部に空気層ができるため、湿気を調節することも特徴といえるでしょう。
襖紙は大きく、和紙と織物に分類されております。
鳥の子襖紙の場合、その製紙原料や印刷・加飾の仕方によって普及品から最高級品まで揃っています。
弊社でも使用している鳥の子襖紙、上新鳥の子襖紙を例にご紹介いたします。
種類 | 概要 | 参考見本帳名 |
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鳥の子 | 様々な技術によって紙の風合いも、 手漉きに近いものがある。 |
青龍・まこと・雅鳳・ みすず・ゆしま・ほか |
上新鳥の子 | 漉き模様や後加工による様々な図柄がある。 一般には略して『上新』と呼ばれている。 |
うらら・水仙・ちとせ・のぎく・ 花あかり・ひばり・明星・和・ 優雅・ゆたか・ほか |
襖を張り替えるタイミングは、お客様の環境にもよりますが、基本的には襖が破れたり汚れたりしたときです。
また、紙が日焼けして茶色くなってしまったときも張り替えどきです。
お客様によっては季節ごとに襖を張替えて楽しんでいただいております。